アトピー持ち、でも客室乗務員になりたい。アトピーだけれど、英語が好き、旅行が好き、客室乗務員になりたい。そんな方がいたら、是非目を通してほしい内容です。
アトピーで諦めていた客室乗務員という職業
私は中学生や高校生の頃はまだ肌があまり綺麗ではなく、よく手にアトピーが出ていたため、英語を使う仕事をしたいと思っていましたが、客室乗務員は半ば諦めていました。人前に出る仕事で、アトピーがあったら、お客さんも嫌だろうし、私も仕事をしていてたくさんの人に荒れた肌を見られるのは気が引けます。しかも、容姿端麗なイメージのある客室乗務員ですから尚更です。
大学生になるとアトピーもだいぶ良くなり、たまに蕁麻疹が出たりしましたが、アトピーで痒くなることはほとんどありませんでした。留学でアメリカに行き、さらにお肌の調子は良くなりました。膝の裏などは色素沈着でやや黒ずんでいましたが、その程度です。
アメリカ留学でアトピーが改善
実の話、アメリカへ留学して、アメリカがとても好きになってしまった私は、アメリカの大学院に進学したく、就活はせず、ひたすら英語の勉強などをしていました。そんな中、必然的に英語を使う環境で、様々な文化に触れられるエミレーツはとても魅力的で、就職したいと思い、アメリカの大学院進学を親から反対されていた事もあり申し込んでいました。大学時代にアトピーが良くなったおかげで、客室乗務員を目指してみようと思えたのも、ある意味運命だったのかもしれません。アトピーがひどいままだったら、今はアメリカで暮らしていたかもしれないです。
アトピーだと採用に影響する?
アトピーが実際に客室乗務員の選考に関係しているかは採用側になってみないとわかりませんが、いくつかの航空会社は募集要項には記載していませんが、面接の時に注意してアトピーかどうかを見ているようです。エミレーツは制服の肌の露出が少ないせいか選考の時もそれほど肌を見られたりはしませんでした。
シンガポール航空などは肌の露出が多いためか、容姿は細かくチェックされるそうです。肌質やニキビの有無、またアトピーの人を見抜こうと膝裏に黒ずみがないかどうかまで面接の時にチェックされているようです。日系のエアラインもあまりアトピー体質の人はウェルカムではないようです。
ただアトピーよりもその人を採用するメリットの方が大きければ採用してもらえます。
アトピーがあって客室乗務員するのは大変?
やはりアトピー体質の人が客室乗務員として実際に働くとなると、不規則でストレスの多い仕事ですし、機内もそこまで清潔とは言えない環境の中、働くことになるので、より体調管理が大変になってしまうからかもしれません。
アトピー体質でも入りやすいエアライン
それに比べて、エミレーツ航空など中東のエアラインは面接の際そこまで容姿にシビアではないので、アトピー体質で客室乗務員を目指している方にはオススメです。
アトピーの私が実際にエミレーツで客室乗務員として働いていて、良かったと思う事は、制服の肌の露出が少ない点です。機内ではジャケットは脱いで、半袖の上にベストを着てサービスを行うのですが、機内は寒いことが多く、半袖の上にカーディガンを着て、その上にベストを着る事ができます。たまに肘の裏にアトピーが少し出ても、長袖のカーディガンを着られるおかげであまり気になりませんでした。
アトピーでも客室乗務員になれる!
アトピー持ちさんでも客室乗務員になれます。実際みなさん人に言わないだけで実は昔アトピーがひどかったというCAさんは多いものです。私は客室乗務員になった時は手にもアトピーはなく、普通の肌の状態でしたが、エミレーツ航空の採用試験の際、特に何も言われる事はありませんでした。客室乗務員になってからもしっかり体調管理をしていれば働いていても問題ありませんでした。アトピー体質で客室乗務員を目指している方がいましたら、ぜひ挑戦していただきたいです!
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