生後6か月からアトピーの私。本当に苦しめられてきました。私が子供の頃はまだ情報が少なく、インターネットも今ほど普及していないのでアクセスできる情報はお医者さんか本、広告など。
私のアトピーの詳しい経緯はこちらです↓
でも、大人になり、だいぶ改善していたはずのアトピーが一度かなりひどく再発してしまい、外にも出られない状態になりました。
その時に必死に調べてたどり着いた先が「腸内環境改善」でした。そこで、私が腸のため、アトピー改善のために普段から気を付けている食事について紹介していきます。
ちょっと長めです。
ちまたで流行りの腸活について
私が初めにアトピーには「腸内環境改善」が必須ということを知ってから、色々と調べていくと「腸活」という言葉にもたどり着きました。
でも、YouTubeやネット、本にもいろいろなことが書いてあるのです。「玉ねぎを食べるといい」とか「納豆を食べれば良い」とか特定の食べ物が腸に良いですよ~。と書いてあったり。
でも、実際この腸内細菌についてはまだ研究段階で確実な証拠がないのが事実。なので、情報をうのみにしないように注意していかないといけないと感じました。
しかも、アトピーの人はいくら良い栄養を摂取しても、腸内環境が荒れすぎていて栄養がうまく吸収されない状態。なので、栄養不足になったりして傷の治りや皮膚が弱くなってしまっていることもあるそう。
なので、まずはしっかり腸内環境を整えること、栄養をしっかり吸収できる腸をつくることが大切だと、私も身をもって感じました。
私が食事で気を付けていること
実際YouTubeなどで個人の人が発信していることを見ると「動物性脂肪は採らないように!」などど言っているものありました。
実際、私が感じるのは「食事にもその人に合うあわないがあるのかな」と感じています。大事なのはアトピーを本気で改善したい方は日々の食事を記録し、その後の自分の体の変化などの日記を付けると良いと思います。
プロテニスプレイヤーのジョコビッチ選手も自分のパフォーマンス改善のために食事専属のお医者さんを付けて、彼のアドバイスで体に合わない小麦粉を排除したら、パフォーマンスが劇的に向上したらしいです。
その中でも、普段わたしが意識していることを書いていきます。
油・脂は一番気をつける
これはアトピーを改善しようとしている人には一番気を付けた方が良いポイントです。なぜなら、アトピーは身体の炎症なのですが、炎症を起こすのが悪い油で炎症を鎮めるのが良い油だからです。
詳しく話すと長くなるのですが、炎症を起こす油は主にオメガ6系の油です。油・脂は身体には必須な栄養素なのですが現代人はサラダ油や市販のドレッシングなどに使われる植物油などいわゆるオメガ6の油は取り過ぎにあります。
また、マーガリンやショートニングには炎症を起こすトランス脂肪酸が含まれています。マーガリンやショートニング使われている市販のお菓子や菓子パンは食べないようにしています。
逆に炎症を鎮めてくれるオメガ3系の油・脂(鮭や青魚に含まれるDHA・EPA、クルミなどに含まれるもの)が現代人は不足しているので、積極的に食べるようにしています。
そして油は酸化が大敵です。酸化した油は身体に入ると炎症を起こします。
なので、普段私が実践していることは、
動物性の脂はどうしている?
私はお肉も食べますが、人間もそうですが老廃物は脂に溜まるので、なるべく国産のもの、できれば餌にこだわっているお肉を選ぶようにしています。(ちょっとお高いのですが、健康への投資と思って買っています。)
バターも使いますが、私は iherbでかえるギーを使っています。これは放牧飼育の牛からとれるものらしく品質も安心です。
ギーとは、無塩バターからタンパク質、水分、不純物を取り除いて純粋な脂肪分だけを集めた「溶かしバター」のこと。インドを中心とした南アジアで古くから作られ、アーユルヴェーダでも重宝されており万能オイルとされています。
基本は白米
次に食事の基本は白米にしています。小麦もたまに食べますが、やはり小麦は残留農薬の問題やグルテンが腸に良くないことなどもあり、月に1回程度くらいです。
あと、基本的に小麦を使ったパンなどは砂糖やマーガリンが含まれていたりするので、小麦を避けるだけで一気に健康的な食事になります。(小麦はお醤油など本当に何にでも入っていて、完璧に避けようとすると疲れてしまうので少量は気にしないようにしています)
最近は輸入小麦も高くある意味節約にもなるし、お米を食べることで、日本の農家さんに貢献できたりもするのでご飯を食べていた方が良いことがたくさん。
一応私は減農薬で栽培しているお米を新潟からお取り寄せしています。お米を食べるとお通じも良くなるのでご飯は毎回しっかり食べています。
白砂糖をなるべく摂らない
これは普段の食事で実感しているのですが、市販のお菓子などを食べてしまった日の夜に私は必ず痒くなってかいてしまうので、砂糖はなるべく避けるようにしています。
砂糖というか市販のお菓子は家にまず置かないようにしています。料理で使う砂糖はてんさい糖を使用しています。
白砂糖は悪玉菌の好物だそうで、悪玉菌が増えると砂糖をさらに欲するという負のスパイラルに入ってしまします。
添加物・人工甘味料を避ける
これは白砂糖とも繋がってくるのですが、普段の食事では添加物を避けるようにしています。アトピーがかなり悪化した時によく飲んでいたのがコンビニで買えるカフェラテでした。
でもいつも飲んだ後に胃が気持ち悪くなっていました。(おそらく乳化剤が体にあわない)
アトピーの人は肌と同じ表皮系である胃や腸も弱く炎症が起こりやすい状態だと思うので、添加物により敏感なのかなと思い、私は極力添加物を避けています。
また、市販のものに良く使われる添加物や人工甘味料は腸内細菌を混乱させたりするそうです。参考になりそうなリンクを下に張っておきます。
食品添加物と肥満・腸疾患が初めて結び付いた | Nature ダイジェスト | Nature Portfolio (natureasia.com)
腸菌細菌が人工甘味料の過剰摂取によって引き起こされる下痢を防ぐことを発見-「人工甘味料消費細菌」のプロバイオティクス利用に期待-:[慶應義塾] (keio.ac.jp)
市販のものコンビニのものはほぼ添加物や人工甘味料が入っているので、食事は極力自炊しています。
野菜を豊富に食べる
普段は自炊をしているのですが、その中でも意識していることが野菜を多めに食べるということです。田舎に住んでいるので、近くの道の駅や農協で野菜を買っています。
旬の野菜は安いですし、栄養価も高いので一石二鳥。なるべく虫食いのある農薬があまり使われてなさそうなものを選んでいます。
毎日必ず具たくさんのお味噌汁を食卓に上げるようにしています。
長寿の町、京都府の京丹後の人達の腸内細菌の研究が進められているそうです。京丹後市の人々は昔ながらの食事をしており、野菜をたくさん食べているそう。詳しくはこちらの記事をご覧ください↓
長生きする人が食べているものは? 百寿者の食卓の秘密を探る:長寿のまち・京丹後の「健康長寿の秘訣」を探る:日経Gooday(グッデイ) (nikkei.co.jp)
プロバイオティクスをとる
これはサプリメントで摂取しているのですが、プロバイオティクスのサプリも摂取しています。
プロバイオティクスとは人体に良い影響を与える微生物(善玉菌)、または、それらを含む食品・飲料・製剤(整腸剤)のこと。(Wikipediaより引用)
プロバイオティクスは色々なものがあるのですが、自分の腸に住む腸内細菌は1歳半くらいまでに決まってしまい、そのあと入ってきた善玉菌は摂取しても出て行ってしまうらしいので、なるべく善玉菌の種類が多いものを摂取するようにしています。
私が飲んでいるのはiherbの「California Gold Nutrition, LactoBif プロバイオティクス 300億CFU」というものです。
CFUはコロニー形成単位の略で、プロバイオティクスがどれほど強力かを示す尺度です。20億から1000億の範囲のCFUでプロバイオティクスを見つけることができるので、300億CFUは中々ですね。
8種類の生きたプロバイオティクス菌株(5種類の乳酸菌と3種類のビフィズス菌)が入っています。
私は毎日摂取すると便秘気味になる気がするので、2~3日に1回のペースで飲んでいます。手作りのヨーグルトに入れたりもしています。
プロバイオティクス以外にも摂っていたサプリメントについてはこちらです。
アトピーの私が腸の為に食生活で気を付けていること
です。私はこれをしっかり意識しているときはアトピーや身体の調子が良くなります。
逆にチョコレートをたくさん食べたり、市販のカレールーを食べたりすると、その日の夜、寝ている間にわかりやすく身体がかゆくなります。
悪い油、砂糖を摂取した時はわかりやすく身体が反応しているので、しっかり腸の声を聞くようにしています(笑)。基本的には腸内細菌が喜ぶような食事を、自分の中に住む大切な相棒に餌をあげる気持ちで食事をしています(意識が高いときのみですが)。
腸活のおすすめの本はこちらで紹介しています↓
食事を見直して半年くらいで上の写真の右側くらいにアトピーが落ち着きました。ちょっと怪しい人みたいなまとめになってしまいましたが、アトピーで悩む方の参考になればと思います。
塩素対策についてはこちらに書きました↓
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