婚約して籍をいれて、彼からの「結婚式どうする?」
彼は周りがしてるように友人や会社の人を呼んで盛大に結婚式をしたいらしい。
私はというと、正直結婚式は挙げたくありませんでした。
理由は
同じように悩むあなたに、結婚式を挙げることに意味を感じられなかった私が、結婚式を納得して挙げられた理由を紹介していきます。
結婚式に対するネガティブなイメージ
正直なところ、自分が結婚式をするまでは結婚式に対して良いイメージがありませんでした。
なぜなら、当時海外に住んでいた私。友人の結婚式の度に毎回有給を1週間程とり、飛行機で日本へ帰り参加していました。
でも、時間とお金を掛けて参列した結婚式でお車代をもらったことはなく、その労力に対する気遣いをされたことがありませんでした。
もちろん友人の結婚は祝福したいですし、お車代がほしい訳でもありません。
ただ、もう少し何か気遣ってほしかったというのが正直な気持ちです。
海外ベースのCAをしていて航空券の割引はあると言えど、結婚式に参列するのに10万円弱はかかっていたよ。同じCAの友人は参加した結婚式で「お車代は渡せないけど」とちょっとしたギフトを貰ったと言っており「あれ?」と思ってしまった。
こんな感じで、結婚式に参列する度に式は楽しいけれど、毎回何とも言えないモヤモヤが残ってしまっていました。
更に、新郎新婦が自分達をガンガンアピールしてくる式だと友人といえどかなりモヤモヤ。
このようにして結婚式に対するマイナスイメージが出来上がっていった私。
普通に結婚式に参列する場合でも、ご祝儀3万円に交通費、女性はヘアメイク代やドレスなど、かなりお金がかかりますよね。
「同じように結婚式を挙げて友人をモヤモヤさせるのはちょっと…」と思い、私は結婚式挙げなくても良いし、挙げるなら親族のみで良いと決めていました。
結婚式を挙げる意味を感じられない方、今までに参列した結婚式であまり良い思いをしなかった、心の底から参列して素敵な気持ちになれたり楽しかったと思える結婚式がなかったのではないでしょうか?
どうしても結婚式を盛大に挙げたい彼
こんな私とは反対に、たくさんの友人や会社の人を呼んで盛大に結婚式を挙げたい彼。
なぜ結婚式を挙げたいのか理由を聞くと「周りのみんなも挙げているから、自分もそうしたい。」と小学生のような答えが返ってきました。
結婚式を挙げること自体にもかなりお金はかかるし、彼ほどたくさん友人を呼べない私はどうしようかと悩みました。
彼と話し、折り合いをつけようとしますが、全然折れない彼に私が折れることに。
でも、自己満である結婚式に対して全然モチベーションが湧かない。友人を招待するのに気が引ける。なんとかして納得できる理由を探しました。
そんな中出会った素敵な言葉
「どうせ結婚式を挙げるなら、このモヤモヤを払拭し納得して楽しく結婚式を挙げたい」と結婚式を挙げる意味を模索していると、幸運にもすごく腑に落ちる言葉に出会えたのです。
その内容は
結婚披露宴は今までの人生で自分に関わってきてくれた人に感謝の気持ちを伝える場。そして新郎新婦共にこれからもよろしくと挨拶する場。これを1番大切にしよう。
というものでした。
おそらく多くの人が「結婚したらとりあえず結婚式」や「憧れの花嫁姿」とあまり何も考えず結婚式を挙げているのかもしれません。
遡れば昔、結婚は家と家の結婚。結婚式も自宅で行うものでした。それが1980年代、バブル期に入りキリスト教式・披露宴が一気に主流となり派手に新郎新婦を披露するスタイルが流行ったそうです。
でも、今はこの頃とは違います。皆がバブル期のような高いお給料をもらえてる訳ではありません。
昔のままの「飲んで余興してもらって私達を見て!」という結婚式はちょっと時代遅れなのかも。
1回に3万円のご祝儀と交通費や被服代。そしてその人の大切な時間をかけて結婚式へ参列してくれているのです。
そんなゲストの方々にしっかりと「今日は時間を作って参列してくれてありがとう。そして、今まで関わってきてくれてありがとう。」と言葉や形でしっかり感謝を示すことができれば、ゲストにも「来て良かったな」と思ってもらえるのではないでしょうか。
結婚式は一度に感謝の気持ちを伝えられる場
この考えに出会って「式に来てくれるのは今の私を作り上げてくれた大切な人達。わざわざ時間を割いて来てくれるのだから皆にしっかり感謝を伝えられる式にしよう。」と結婚式へのモチベーションが上がりました。
プロフィールムービーも手作りしたのですが、自分を押し出すのではなく、ゲストへの感謝をふんだんに盛り込みました。
この「感謝を伝える」ということを意識すると、演出やBGMなど全てのことを決めるのが簡単に。
お料理のコースも引き出物もゲストが喜んでくれるものをと思い、選ぶのが楽しくなりました。
両親だけでなくゲストにも感謝が大切
結婚披露宴で両親への感謝の手紙を読む演出は主流です。
もちろん両親への感謝も大切ですが、参列してくれたゲストへの感謝は大げさなくらいに伝えた方が良いと思います。
だって、両親へは結婚式を挙げること自体がある意味親孝行ですし、手紙も読んだりします。
でも、ゲスト達は結局のところ赤の他人。他人の幸せを祝いにわざわざ来てくれているのだから、感謝の気持ちをしっかり伝えていくことが大切です。
オープニングムービー、ウェルカムスペース、プロフィールムービー、演出、エンドロールなど
感謝を伝えられる場は数え切れないくらいあります。
これを自分たち中心にするか、ゲストへの感謝を伝えるかで全然印象が違いますよね。
実際に結婚式を終えて
全然結婚式を挙げたくなかった私。実際にこの「参列してくれた方への感謝の気持ち」を大切に式を挙げてどうだったかと言うと…
「結婚式を挙げられて良かったな」と今は心から思います。
彼より友人の数が結構少なかったり、お金の心配があったりと不安な部分はありました。
でも「両親や親戚、出会ってきた友人がいてくれたから今の私があるのだな。そんな人達が集まってくれてありがたいな。」と式当日は何とも感慨深い不思議な気持ちになれました。
ゲストからはお世辞かもしれないけど「とっても良い式だった。招待してくれてありがとう。」とのお言葉をいただいたよ。
「結婚式、やる意味ある?ただの自己満でしょ?」そう思っていた私。
でも、「結婚式は今までお世話になった人達へ感謝の気持ちを一度に伝えられる貴重な場」という考え方に出会って、結婚式をしてみようと思えました。
同じような気持ちで悩んでいる方の参考になればと思います。
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